図書館で借用予約していた本をやっと借りることが出来ました。人気らしく、いつ予約したか忘れてましたよ。
上下でなかなかのボリュームですが、面白くて1週間程で読み切ってしまいました。
ホモ・サピエンスが他の生き物や他の人類を差し置いて繁栄したのは、無いものを信じる力(想像力)が身に付き、国家や宗教や通貨などの制度を信じ見知らぬ人々が協力するようになったからだと。自由主義や資本主義も宗教となんら変わりないと。
農業は人類が小麦などの植物に使役されているのだと。お金はみんなが価値があると信じているから価値があるのだと。
また、歴史に必然は無く偶然の選択の結果であるとも。
そのうえで幸福とは何か、今後人類はどの方向に向かっていくのか(どちらも結論は出ていないのですが・・・)。
訳者あとがきを引用させていだくと、
「読書の醍醐味の一つは、自分の先入観や固定観念、常識を覆され、視野が広がり~「目から鱗が落ちる」体験をすることだろう。」
まさにそのような体験をさせてもらいました。
たまには読書も良いですね。
図書館に行くのも面倒で今すぐ読んでみたいという方はAmazonでどうぞ。お金なんて虚構の産物です(笑)。