ついにタイガースポーツ660の走行距離が1,000kmを超えまして、ディーラへ初回点検に出してきました。\( 'ω')/
時間は2時間くらいで、今のところ特に問題無しでした。
初回点検の工賃は新車購入代金に含まれてますので、費用はオイルとオイルフィルター、ドレンボルトワッシャーの油脂・部品代のみだったので、まあ、こんなもんかなという感じですね。
一年点検の時の工賃がどれくらいかかるのか、冷や冷やですが💦
点検が終わってディーラ出るときには気付かず、ガソリンスタンドで気付いてしまったのですが、点検距離が3,500kmになっていました。
取説によると点検間隔は1年または16,000kmなので、そこは16,000kmじゃないの?って思ったのですが、きっと3,500kmでオイル交換してねってことなんでしょうね・・・。世間のトライデント660、タイガースポーツ660オーナさんのバイクはどう設定されてるんですかね?
点検間隔の距離が長いので、年1回オイル&フィルタ交換で良いかなぁなんて思ってたんですけどね・・・。
まあ、今度ディーラに聞いてみます。
なんせ、点検間隔を超えるとスパナマークが出てうっとおしいんですよね・・・。
さて、走行距離も1,000kmを超え、慣らしの前半800kmも過ぎ、だいぶ身体がバイクに慣れてきましたので、インプレッションとやらを記載しておきます。
良いところ
・疲れない
エンジンは不快な振動は無く、調整可能なスクリーンと相まって、とにかく疲れにくいです。まさにツーリングマシンです。
・コーナーリングしやすい
フロントのキャスター角が立ち気味(23.1°)だからと思うのですが、意外と曲がりやすいです。トライデント660に試乗したときより曲がりやすいと感じました。
・3気筒である
だから何なの?という突っ込みは全スルー(笑)で、排気音が独特ですし、トルクの出方もスムーズな気がします。Vツイン程低回転時に気を使わなくていいし、4気筒のようにジャイロ効果で曲がりにくいってことも無いです。
・クラッチはそこそこ軽い
アシスト&スリッパ―クラッチのおかげでクラッチがそこそこ軽いです。250ccや400ccクラスのアシスト&スリッパ―クラッチに比べると重いですが、それでも有ると無いのでは大違い。それまでクラッチは4本指派だったのですが、このバイクにしてから2本指派にクラスチェンジしました(笑)。
・ウインカーのオートキャンセルがある
ウインカーをオートキャンセルさせるモードが選択できます。ちょい押しで3回だけ点滅、長押しで8秒点滅後65m進むと自動消灯。いつもウインカー消し忘れて、インカムで指摘されるうっかりさんも安心です(笑)。
・リアサスのプリロード調整が簡単
リアサスのプリロード調整はダイヤルをひねるだけで工具不要で簡単に調整できます。タンデムする時に少し強くして・・・なんて調整が簡単です。フロント・リアともサスで他に調整できるところは無いのですが、オフ車じゃないのでどうせ調整しない(笑)。
・ライトが明るい
ヘッドライトが超明るいです。暗いと評判のクロスカブ110と比べると雲泥の差です(笑)。HIDヘッドライトの自動車と同じくらい明るいです。配光もよく考えられていて、LED技術の進歩を感じますねぇ。
いまいちと思うところ
・エンジンや排気音がうるさい
それなりの速度で巡行している時はそこまで気にならないのですが、アイドリングしている時や街中でストップ&ゴーしている時は、エンジンはメカノイズがうるさいし、排気音もうるさいです。排気音は好みの問題も有ると思うのですが、私はもっと静かな方が好みです。
・エンジンが熱い
それなりの速度で巡行している時はそこまで気にならないのですが(2回目)、夏に街中でストップ&ゴーしているとエンジンが熱いです。ファンも容赦なく足に熱風を吹き付けてきます。リッタークラスのバイクは所有したこと無いので何とも言えないのですが、660㏄にしては熱い気がします。ただ、クッソ暑くても水温計の表示は真ん中くらいなので、エンジン本体は全然平気なんでしょうね・・・。
・燃費が悪い
だいたい18~25km/L*1ってところでしょうか。市街地のストップ&ゴーは極端に悪いですね・・・。3気筒なので2気筒に比べるとどうしても劣ってしまうのは仕方ないのですが、たかが660㏄なのでもう少し伸びてくれるといいんですけどね。しかもハイオク仕様なのが地味に痛い。5速6速のギアをもう少し巡行寄りにしてくれても良いんですけどね。100km/hで6速4,800rpm*2は660ccにしてはちょっと回りすぎかなと。
・メータがいまいち
多機能メータになっていて、ハンドルのボタンを押すと色々情報が切り替わるのですが、「ほうら、切り替え楽しいだろ~」って言いたいのか、とにかく切り替えないと必要な情報が見られないです。トリップメータはトリップメータ表示の時だけ、時計はギアポジ表示の時だけ、オドメータはキーON時と点検間隔の画面の時だけ・・・。しかも点検間隔を過ぎスパナマークが出ると一番下の行の情報が見られなくなります。まあ、普段はトリップメータ表示で良いんでしょうけどね。
また、キーオフにしてから一定時間後にトリップをリセットする機能が有るのですが、その機能を使ってトリップが0になったら、再度キーをOFF→ONしないとトリップメータが進まない不具合が有ります。定期的にECU(コンピュータ)のアップデートが入るみたいですが、初回点検時には修正されなかったようです。もち、ディーラには報告済み。
・タンデムシートが高い
クロスカブ110でタンデムはチトしんどいなぁと思ってたので、このバイクにはタンデム性能も期待してたんですが、デザイン優先なのかタンデムシートの位置がちょっと高いんですよね。んで、トップボックスの位置も高い。もう少し低くても良かったんじゃないかな。BMWのGSを見習って・・・。
どちらでもないところ
・足つき
足つきは身長173cm(自称ちょっとだけ足長め(笑))で少しだけかかとが浮くかなぁって程度です。1,000kmほど走ってサスの動きが良くなったのか、ちょっと足つき良くなりました。
・重心
重心は構えるほどは高くないけど、低くも無いですね。まあ、見た目通りか、それよりちょっと低いかなってところですね。あと、あと10kg程軽ければ最高なんですけどそれは高望みし過ぎでしょうね・・・。
・ハンドル位置
もうちょっと手前だともっと楽かなという気もしますが、高速道路の巡行やコーナリングをふまえるとこんなもんかなという気もします。まあ、トライデント660よりは楽です。
・アクセルレスポンスの設定
ライドバイワイヤなので、メーカの考え方に応じた設定になってます。アクセル開度が小さい領域はわりと緩やかにエンジン回転数が上がる設定になってます。もう少しレスポンス良くという意見も見ますが、まあ、反応良すぎるのを常に注意しながら運転するのも疲れるので、私はこれくらいで丁度良いと思います。必要に迫られれば、ぐわっと開ければ660ccなりの加速しますんで。オフ車(タイガーエクスプローラ系)だったらもう少しレスポンスの良い運転モードが選べるといいと思いますが。
総評
ミドルクラス(600~800cc)でコーナリングも楽しいツーリング向けバイクをお探しの方にはおススメです。NC750Xはエンジンが回らなさそうだし(個人の感想です)、Vストローム650はサイズが大きい、トレーサー7は相変わらず国内販売しない、ヴェルシス650も国内販売が延期されましたから。