さて、先週やらかしたタイガースポーツ660のリヤタイヤのパンク修理です。
ジェベルに乗ってた時に早々に林道でパンクし、同行していたライダーさんにパンク修理してもらったことがあり、念のためとチューブタイヤ用のパンク修理機材は揃えたのですが、結局使うことなく、初めてのパンク修理*1です。
買ってきたチューブレスタイヤ用パンク修理キットやそのほか諸々準備しまして・・・。
まずは悪あがきでワンチャン、バルブコアが緩んでるだけってこと無いかな?とバルブコア回しでチェックするも、しっかり閉まってました。
諦めて修理に取り掛かります。
まずは作業中に動いてしまわないよう*2に前輪ブレーキをロック。
さらに空気が抜けて反対側に倒れないように念のためとか、タイヤを回してチェックするためとか用に、メンテナンススタンドをスイングアームにかけておきます。
準備万端にしたところで、釘抜きにかかります。
小さい釘でしたが、抜いたら「シュー」と音でわかる程度に少しずつ空気が抜けていきました。
しかしチューブレスタイヤは釘を拾ってもすぐに空気が抜けていかないので、素晴らしいですね。チューブタイヤだと即アウトですからね・・・。
続いてパンク修理キットのリーマーにエコセメント*3を塗り付け穴を広げていきます。小さい穴をわざわざ広げるこの罪悪感よ・・・。「シュー」から「ブシュゥー!!!」に音が変わって勢いよく空気が抜けてきます。
続いてシール材*4を打ち込む*5のですが、これがもう、奇声を上げながら親の仇のように体全体全力で押し込んでもどうしても入っていかない。
かなり力が要るらしいと事前情報は得てましたが、まさかこれほどとは・・・。
穴を広げてしまった手前、もう自走は不可、最悪レッカーを呼ぶ事態も覚悟しましたが・・・。
非力であれば考えろ!恥力知力を総動員して事に当たった結果、シール材を一本無駄にしたものの、なんとか奥までしっかり差し込めました。
考えられる性交成功のポイントは
・空気は入れ過ぎず抜き過ぎず。
失敗時は空気圧が高すぎたようです。ペコペコだとそれはそれで作業しにくいのですが、ある程度空気は抜いておいた方が反力が小さくなるようです。
・シール材の角度は溝に沿った方向で。
失敗時は溝に対して直角方向で押し込もうとしてました。そうするとシール材で2mm程度の隙間(溝)を無理やり押し広げるような形になるので余計に力が必要になったようです。
余りにも疲れた*6ので空気補充はフロアポンプではなく、パンク修理キット*7として自動車に搭載されていた電動コンプレッサを使って行いました。このコンプレッサ、その昔*8家族でプールか海水浴に行ったとき浮き輪の空気入れとして使ったきりでしたが、便利ですな。
仕上げに余分なシール材をカットして、念のため石鹸水で空気漏れしていないか確認してミッションコンプリートです。
泡ハンドソープを使ったので写真では泡がブクブクしているように見えますが、大丈夫です。
パンク修理後少し走ってみましたが、それから空気圧の低下もなくパンク修理は無事成功したようです。
ただ、手持ちのエアゲージが古びたスティック型で「にゅ~」とゆっくりしかゲージが出てこないうえにその間空気漏れしがちなので、後日メータタイプのエアゲージを新調しました。これは一瞬で空気圧測定が終わるし見やすいので良いです。
あと、後で調べたところシール材のパワーバルカーシールにはパンク穴4mmまでのSサイズと6mmまでのLサイズがあり、私の買った修理キットはLサイズ用でした*9。だいたい、4mm以上の穴が開くようなパンクは修理できないのではないかと思うし、わざわざ穴を広げてからシール材を打ち込むことからSサイズが使えるキットの方がきっと良いと思うんです。
こちらはSサイズのシール材がセットされており、リーマーなどのツールも分解出来てコンパクトに収まるようです。多分あと10年くらいパンクしない気もするけど買っておこうかなぁ・・・。
最後に、これは本当におすすめ。自分的に去年のベストバイ。チェーン清掃から台風時の転倒防止、パンク修理まで大活躍です。